さよなら共同幻想

午後からたくさんの人の動揺とショックを受けている様子がツイッターに流れてきて、すぐに閉じる。他人の死を自分に引き寄せて考えているのを見せられるのもとても嫌だ。不遜。酔ってるんじゃないよ、と思う。「自死報道のガイドライン」について、以前よりも言及されるようになったのだけはいい変化だと思う。

 

『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』読み終える。介護士ミニスーパー店員、留学生、ホストクラブ経営者、葬儀社スタッフ、ピアノ講師、イラストレーター、旅行会社社員、保育士の人たちの日記が特に胸に迫った。「文筆家ワカクサソウヘイ」なる人を初めて知ったのだけど、彼のだけは笑った。Zoom飲みに誘われない!という清々しいほどのバカバカしさ、素晴らしい。「緊急事態」でもみんな働いてた! もしくは、働くことを拒否されて、働けないことにもがいてた。みなさん、今どうしてますか?

 

21時からBSで市川崑の『東京オリンピック』。1964年10月の、人々の熱狂、汗、涙、笑顔、緊張、疲労、息遣い、人生の一瞬が写し取られてて、もう、ただただ感嘆する。あの感動的な閉会式。人間には知性と理性とパワーがあり、それは平和を「創られた夢」のままにはしない力である…みたいなことを素直に信じたくなる素晴らしいエンディングなんだけど、2020年7月の今観るとまぶしくて、なんかちょっとつらい。

ダンボールと精神論

会社、結局また在宅勤務に。ダンボール製パーテーションと精神論でいけると思ったのなら、あほやろ。「この状況じゃ迷走する会社もあるだろうね」と夫は言うが。

朝から安全・快適に仕事をし、猫をなで、スーパーに買い出し。山本ゆりさんコラボのキッピス保冷バッグは大き過ぎて自転車のかごに入りきらず、使いにくい。車だったら便利だろうなと思う。

『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』読み始めた。3月〜5月頃の日記をつけておくべきだったかなとやっぱり思う。インスタとツイッターを読み返せばまだそれなりに思い出せるけど、思い出せないところに神は宿るのかも。

ユウトレは「立ったままやる」シリーズが増えてて嬉しい。現状、1年前よりプラス3キロ付近をうろうろ。こういう生活になってから2キロ増というところ。ジムにはもう年内は行かないような気がしている。トレーナーは元気だろうか。。

君たちは最高 みんなそう言うけど

ようやく特別給付金の申請書を仕上げてもらい、ダブルチェックして、封をして、後は投函するだけになった。申請書が届いて一ヶ月、放置。めんどくさい力よお前というやつは。

 

「東京ポッド許可局」のお三人がZOOM飲みしてる「許可飲み」配信を見ながら、レンジで蒸し鶏を作り、買ってきた野菜を洗い、豚肩ロースを塩漬けにし、切り魚を冷凍し。春以降で献立作りがほんとにうまくなったと思う。

 

「許可飲み」は、一年ほど前から感じるようになった「マキタスポーツサンキュータツオに冷たい」を映像付きで見せられるのがちょっときつく、サンキュータツオの張り切り大声もきつく(場を仕切る役だから仕方ないんだけど)、あんなに熱心に聴いてた自分は変わってしまったんだな〜ということを再確認した。プチ鹿島はいいね。という気持ちはまだ保持してるけど、それもそのうち変わるのか?

 

買ったものの読んでない本たち…ブレイディみかこ「ワイルドサイドをほっつき歩け」、高橋ユキ「つけびの村」、「小説版 韓国・フェミニズム・日本」、あと途中まで読んだもの、書店に届いてるけど受け取りに行ってないもの複数。「三体Ⅱ」は買わないかもなあ。

現状NO IDEA

7月から会社がほぼ通常モードに戻ることになり、非常にがっかり気持ちが塞いでる。感染症対策なら、在宅勤務メインのままでよくない? なんか「在宅勤務=ズルしてる」、在宅勤務が出来ない職種もあるから不公平、みたいな空気何? 同業他社は無期限リモートのところが多数だが? ああ、しょせんこの程度の会社かー、変われないのかー。。と思い始めるともう止まらない。普段はふたをして気がつかないふりしてる不満ボックスの中からモヤモヤモヤモヤと出てくる煙にいぶされて、心が煤けて黒くなっていく。

 

早くても21時頃に帰宅して、12時間以上ひとりでいた猫にごめんね〜って言いながらおやつをあげて、自分も適当なもの食べて、スマホ見てだらだらしてるうちにさらに疲弊した夫が帰宅する、みたいな前の暮らしに戻りたくない。働くことは好きだけど、あの会社にいる自分は嫌い。あの会社が嫌い。このままあそこで歳をとりたくない。猫と、夫と一緒にいる時間を大切にしたい。大切に出来る自分でいたい。

 

今感じてることが現状では全てなので、それに沿って行動指針を決めたい。夫が「たぶん道はあるから」みたいなことを言ってくれたので、とても助かる。

 

40過ぎても惑う惑う。今日のジェーン・スーの人生相談のコーナーで自分とほぼ同い年の女性の相談が読まれて、強めの言葉でハッパかけられてたみたいなのでちゃんと聴いてみよう。

 

「裸一貫! つづ井さん」2巻読んで少し心が軽くなる。サンクス、つづ井さん。

薄暗い夕暮れ

15時頃から外出、1ヶ月ちょっとぶりの散歩、3ヶ月ぶりの外食。古い喫茶店でミルキセーキとチョコケーキ。夫はアイスコーヒーとアップルケーキ。久しぶりにお見かけするマスター、前より老けたような。大丈夫かな。この街に住むことを決めて、部屋の工事が始まって、それを見学した帰りに初めて入った時「この街のこと好きになれるかも」と思うきっかけだった喫茶店。ここがなくなったら、かなしい。

 

散歩の行きも帰りも何となくあたりが暗いなあと思ったら、部分日食だった。カラスが大騒ぎしてたけど…そうなの? 野生の勘的には何か感じたの?

 

あれから4年、好きとは言い切れないけど、そこそこうまくやってる気がする…そんな感じでこの街の暮らしも5年目に突入。

今日という日は

2020年6月20日は「天赦日」で「一粒万倍日」だから、何かを始めるにはぴったりな日です。と、数ヶ月前にTBSラジオバナナムーンGOLD」で聴いて以来、この日にブログを始めようと思っていた。iPhoneのカレンダーに登録してリマインドもかけて。いつもと変らない一日、特別な日。